そむひえです。
さっそくですが「いかがでしたでしょうか」でググってください
....いかがでしたでしょうか? いかがでしたでしょうかの後についているサジェストや
「いかがでしたでしょうか?」
がなぜダメでうざいのかみたいな記事がそこそこ出てきたと思います。曰く
・とってつけた感がる
・なんか上から目線みを感じる
・筆を折れクソライター
などです
いかがでしたでしょうか?
ただわたしとしてはそこまで「いかがでしたでしょうか?」が悪いとは思いません。
私も書いているときは「いかがでしたでしょうか?」 で締めようかなと思うときがあります。
アメブロでもないのに「ではでは」とか
「ではまたノシ」とか書くよりはずっといいでしょう。
だいたいそこまでいう割に、「いかがでしたでしょうか」記事のサンプルを持ってきません。
〜な気がするとか、〜な印象とか言っていいのはにわか懐古厨だけだと相場が決まっています。
ということで持ってきました。
「いかがでしたでしょうか?」記事
5セカンズ-思慮が浅い人の7つの特徴
https://the5seconds.com/siryogaasai-23203.html#2
いかがでしたでしょうか?
僕はこう思いました。
「で?」
7つも上げてますが全部言ってることは「思慮が浅い人は思慮が浅いんです!」という類の言葉を引き伸ばしてるだけです。
対処法も、思慮が浅い人は生きにくいですよ? と煽られたあげく、仕事ができない奴の特徴と対処法のリンクが貼られているだけ。
いかがでしたでしょうか? この時点で僕は思ったのです。
「は?」
ちなみに仕事ができない人の特徴の記事も
「仕事のできない人は仕事ができないんです!仕事ができるようになりましょう!」
とひたすら煽られたあげく、リクナビNEXTのアフィリンク踏むように要求されます。
転職しろと?
いかがでしたでしょうか?
何も僕は数ある記事の中からひどいケースを一部ピックアップしてるわけではありません
冗談抜きで5セカンズの記事はだいたいこんな感じなのです。
ほぼ「いかがでしょうか?」でまとめるという王道を征く「いかがでしたでしょうか」ブログです。
ちなみに5セカンズはこれでもいいほうですよ。
僕はある病気にかかり、悩んでググった出たあるサイトでは「こんな病院になるのはこんな奴」と散々煽られ、おまけにこの病気にならない人の特徴 という、パリピの画像つきの文章を見せられ
あげくに変な高い水を買わされそうになりました。
ええもちろんいかがでしたでしょうか?って聞かれましたよ。
ここまで読んでくれて、いやもしかしたら最初からわかってくれた方もいるのではないでしょうか?
「いかがでしたでしょうか?」記事はまるで役に立たない上に、寧ろめっちゃむかつく。
「無知は罪」とは言いますが実際のところ全く何も知らない人に対して腹を立てることは少ないんですよ
無害ですし、話せば無知ゆえに素直なことが多いから。
しかし、中途半端な知識だったり間違いだったりするのを吹聴する人。これに腹を立てる人は多いでしょう?
オタクがにわかオタクを根絶するように
政治にうるさいマンやプロスポーツ選手に物申すマンが煙たががれるように
しかも彼らは95割の確率で1で10を知ったような口ぶりで話すのです。
実際のところせいぜい10で1くらいしか知らないので彼らにいい印象を持つ人は少ない。
「いかがでしたでしょうか」記事もこれに当てはまります。
薄い内容を更に引き伸ばし、あげく問題点は解決するような内容は含まれない。
腑に落ちぬまま、時にちょっと傷ついてるあなたにこう問いかけるのです
「いかがでしたでしょうか?」 ってね
思慮が浅いと思っている人も仕事ができないと思っている人も、わざわざ7つも100つも特徴を上げられる以前にそんなことは百も承知なんですよ。
自覚した上ででもうどうしようもなくて、救いを求めるかのごとくググっちゃってるんです。
「いかがでしたでしょうか」記事はそんな傷心の彼らに「そうですね、あなたは思慮が浅いし、仕事ができないんです」 と遠回しに煽ってるだけ。
本人が自覚しているコンプレックスを言語化されたり、するのって、相当なストレスなんですが敢えてそういう手法をとっているんでしょうか?
どっちが思慮が浅くて、仕事ができないんだがわからなくなりますね。
僕はなんでこんなものが一種のビジネスと成り立ってるのかわかりませんでした。
ですがある時、僕は家の人とちょっと喧嘩をし、むかついた僕は喧嘩した家の人の欠点で検索してしまったのです。
そしたら出てきたんです。
「いかがでしたでしょうか?」記事が
この欠点を持っている人はどんなにダメな特徴を持っているのか延々と書かれている記事が...
なるほどそういうことかと思いました。
「思慮が浅い人の特徴」や「仕事ができない人の特徴」というワードを欲している人は何もそれに悩んでいる人ではなく
そういう人に苦しめられたと考えられている人の溜飲を下げようとしている人もそのワードを欲している人もいる。
本気で悩んでいる前者の人間に対しては役に立ちませんが、その場のフラストレーションを解消すればよい後者の人にとっては充分役に立てると言えるでしょう。
そして彼らの一部は1で10を知ったような口ぶりで言うのです。
「やっぱりそうだ。思慮が浅くて仕事ができないアイツはこんな人間なんだ」と
いかがでしたでしょうか?
実際のところ「いかがでしたでしょうか?」
を使う割合はそこまで多くないのかもしれませんが
いわゆるキュレーションサイトと呼ばれる類のコンテンツはほぼ同じ形式をとっています。
需要がある以上、それに文句を言うのは筋違いかもしれません。
ですが今は誰でも簡単に情報発信ができる時代です。
最近はコピペブログやキュレーションサイトではなく、個人ブログを参考にすることが増えました。どれが正しいかわからない情報社会の中、
個人が1つの記事として、時間をかけ、発信する言論は貴重なものだと思うからです。
仮に彼らが「いかがでしたでしょうか?」と聞いても腹をたてることは少ないと思います。
いつかこのブログも同じようになれたらなと思います。
いかがでしたでしょうか?
でわでわまたノシ