CROSSの上場通貨でわかる仮想通貨の存在意義 - 仮想通貨ソムリエのそむひえです

そむひえです
この記事は前回の続きです

※捕捉
BNBやXEXなど
取引所が信頼を担保に発行しているトークンはまた違った解釈になると思います

現状投機的な価値しかないと称される仮想通貨群ですが、それでも投機できる程度には市場で流通する必要があるというわけです。

それなりの値段が付き、かつ一定の時価総額と流動性を保った通貨には特徴があります。

それはエコシステムが機能している通貨であるということです。

...仮想通貨におけるエコシステムって何？って問いは中々難しいですが

簡単に言うとそのエコシステムを維持するために不特定多数の人間が働き、エコシステムが働いてくれた人の働きの報酬として仮想通貨を配るシステム。

資本家のいない労働体系というとちょっとカッコいいかも...

一番有名なのがBTCのPOWマイニングでしょう。あれはコンピューターに計算をさせまくって一番良い結果を出したマイナーにBTCを配るシステムです。

BTCが欲しいたくさんのマイナーが高いCPUと電気を使うことで、非中央集権システムが今日まで維持されているというわけです。

...ただ他の詳しい仮想通貨ホルダー言うようにBTCは完璧なエコシステムではなく、BTCの生み出したエコシステムの改善した通貨、及び別方向に発展させた通貨がたくさん誕生していきます。

例えばREP(Auger)などは

レポーターという不特定多数の人間に事実を認定してもらうことで一番正確な事実を認定し、
多数決の意見と同じ報告をしたレポーターに報酬を与えます(適当なことをいうと報酬が没収されるシステムになっている)

と言ったエコシステムを導入しています。

つまりシステムを維持するためにたくさんの人に働いてもらい、その対価を払うというループが永久的に続くものであればそれはもうエコシステムであり、それをする価値があるものだと世間が認めてくれれば、仮想通貨の意義は十二分にあるということです。

...とは言えやはりある程度報酬としての価値がないとダメですから、需要、つまり価格が求められます。

なのでその通貨のエコシステムに参加してくれる人、参加せずとも欲しいと思ってくれる人を増やし最終的には市場で流通させていく
現状一番それを成功させているのがBTCというわけですね。

...まあBTCの場合、エコシステムを超えてもはや一種の枯れない金脈と化してるような気もするのでおそらく潰れることはない(周りが潰させない)と思います。

大半の通貨はBTCのようなエコシステムという手段、維持するための施策をちゃんと確立しない状態でプロジェクトを始め、とりあえず上場させて騙し騙しやっていくので、投機のおもちゃになってしまうのですね。

しかしこうして書いていくと改めてエコシステムって「絵に書いた餅」っぷりが半端ないですよね。

高いコンピューターが電卓叩いたら電子データが貰えて、そんな電子データに価値がつくなんて誰も想像つかないです。

エコシステムの発想それ自体がスキャムと言われそうだし、実際何度も言われてきたのでしょう。(ブロックチェーンはいるけど仮想通貨はいらない)

そりゃあ「フィリピンの可哀想な労働者が使うんです！」と紹介したくもなるしなんならそっちの方がイメージしやすいですよ。

しかし現にBTCは100万でETHは3万
Liskもここからレンジ式フィボナッチ・ハーモニック・トライアングルブレイクか決まれば8万円です

「絵に書いた餅」を実現しかけている通貨達がCROSSのメインボードにいる通貨達です。

値段だけ見て不貞腐れたり、刹那的なファンダに期待したりせずそういう歴史や結果を見ていくとフラットに投資できるかもしれませんよ

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